人間にとって「楽しいこと」をやることは喜びですし、「つまらないことをやることは苦痛」と感じてしまうことは自然の成り行きですから、「嫌なものは嫌」と割り切っている人も多いかと思います。
それはそれで人それぞれの考えですから仕方ないことだとして、
好き嫌いに関わらず、それを避けることのできない環境があることもまた事実ですね。
例えば、学生にとっての勉強や試験は、本人の感情や意志に関わらず、学生である間はずっと関わっていなくてはならない宿命のようなものです。仕事もまたしかり。
そうではあっても、限られた人生の一時期の中で、以前は苦手であったものを今では得意に変えている人もいます。
ただ「分かる」「できる」ではなくて「得意」という感情を持てるまでになるからには、どの時点かで以前嫌いであったものが好きになる瞬間や、好きになったものが楽しくて仕方ないと思える瞬間を経験した経緯があったに違いありません。
文頭にも触れましたように、普通の感覚であれば、「嫌いなものは嫌い」で終わってしまっても不思議ではないことを「できる」を通り越して「得意」つまり「楽しい」に変化させた「原因」を作り出して一定の期間「嫌でも取り組んだ時期」「分かり始めた時期」「分かることが楽しくなってきた時期」などを経由したからこそ、「楽しい」「得意だ」と感じる今に至ったはずですね。
単純に損か得かと考えただけでも、「苦痛」であったものが「楽しい」に変えられることは絶対に「得」であるわけで、損得は別にしても、「楽しい」ことに囲まれて生きることは幸せなことです。
このことは、子供時代に「食わず嫌い」であった食べ物が大人になって食べざるを得ない環境の中で或いは興味本位で食べてみたら、思いもよらずおいしいと感じてむしろ「好物」になってしまう経験なども多くの人が経験済みですね。
何事に対してもそうですが、「どうせやるなら楽しくやりたい」と思う気持ちをいろんなことに対して注いでみることは人生を豊かにすることにつながります。
好きなものや楽しく感じるものが多いほど、その人の幸福度は高いわけですから、どんなことにも楽しさを見出そうと心がける習慣をつけた方が良いに決まっています。
楽しむために一番必要なことは、「熱中すること」だろうと思います。
言葉を変えると、「魂を注ぎ込んでそのことに夢中になる」ことができる人は、人生を楽しむこともできれば、幸せにもなれるはずですね。
手始めに、何かひとつのことに夢中になってみましょう!
その先にはきっと「楽しさ」が待っています。
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