私たちが子供時代から思春期にかけてやってきた勉強も大人になって必要を感じてやった勉強(独学)も、
結局のところ、「解決したいことに対してどう対処すれば解決できるか」を見つけ出す訓練をしていたのだと思います。
もちろん、子供時代にそれを「訓練」などと思って勉強をした記憶は誰もないでしょうけど。
「訓練」である限りは、「必要な時に活かす意志」をもって取り組んだ方が、本当に活かすべき時に訓練したことが活かせるのは当然ですね。
せっかく私たちが大人であるわけですから、「意志を持っていない子供」に対しても、「意志をもって取り組んだ方が未来のその子の生き方へのプラスのヒントとなる」と信じて導くことはできます。
例えば、「壊れたから捨てる」ではなくて「壊れても修理して使う」をいつも心掛けていれば、「どうすれば直せるか」を考える習慣ができます。
それに伴って、方法を見つけ出すための「的確な検索力」が鍛えられます。
方法が見つかったとしても、大概の場合は一発解決とはいきません。
更なる「工夫」が必要となります。
そうすると、「根気」無くしてその向こうにはたどり着きません。
当然、何度失敗しても「だとしたら、ここを変えてみよう」と工夫は続きます。
「対処の仕方を見つけ出したいという意志」がある限り、「探求心」「検索力」「根気強さ」「工夫を重ねる創造力」「結果をひねり出すまであきらめない心」など
訓練から得られるものは沢山あります。
そして、そのプロセス自体が、彼らが大人になった時に遭遇するに違いない、人生に関わる大問題や究極の危機に直面したときにこそ、活かされます。
「勉強は生き抜くための訓練」なのですから、絶えず変化する環境や状況にも、「今、目の前にある出来事を解決するための的確な方法を見つけだし、結果として解決する」意志を持ち続けることが大切ですね。
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